●口臭が気になる方へ


 口臭には、虫歯、歯周病、入れ歯、食べカスなどお口の中が原因のもの、喉・鼻の病気が原因のもの、胃、食道の疾患が原因のもの、精神的なものが原因(自臭症と呼ばれる)のものなどがあり、ホルモンのバランスがくずれたり、不規則な食生活になりがちな時期、あるいは唾液の出が少なくなった時に口臭が出やすいと言われております。
 口臭の直接原因は主として口腔内のバクテリアであり、無酸素状態で増殖するバクテリアが口腔内の食べかすを食べ、その代謝産物として臭いの元である揮発性硫化物を出すために発生します。
 治療としては、バクテリアが臭気を出させない環境を作ることで、それには
@バクテリアに餌を与えない 
A酸素を多く口腔内に送り込むこと 
B新鮮な唾液を多く出して口腔内を乾燥させないことがポイントになります。
そのため、普段から水分を多く取って口腔内のバクテリアの餌を洗い流すこと、唾液を出すようによく咬んで物を食べることなど、生活習慣を変えることが重要です。
 また歯科的には基本的に虫歯、歯周病の治療が中心になるかと思いますが、悪臭を産生するバクテリアを減少させるためにクロールヘキシジン含有のうがい薬(商品名:コンクール)やPMTC、またメトロニダゾール(商品名:フラジール)内服や、右写真のような塩化亜鉛溶液(商品名:ハイザック)による含嗽も効果的です。
 不安感の強い方、時間の許される方は、私の母校である愛知学院大学付属病院口臭外来科を受診していただくことをお勧めします。
※「愛知学院大学歯学部付属病院」


※PMTCは「歯の清掃」で解説しています
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{口臭を消してくれる食べ物}
■牛乳:
胃の中に入ると悪臭の元になるタンパク質を脂肪の膜で包み込んでしまいます。特にニンニクに効果大。
  ■酸性の食品:
うめぼし、レモン、リンゴなど。酸性の食品に含まれる有機酸には、タンパク質を分解する働きや食べかすが腐敗発酵するのを防ぐ効果があります。また、酸味が唾液の分泌を促し、お口の中の自浄作用を高める働きもあります。
■繊維質の多い野菜:
食後に果物や繊維質の多い野菜を食べることで、お口の中の食べカスを取り除く効果があります。そして、よく噛むことによって唾液の分泌を促します。
  ■緑茶・紅茶:
お茶の葉にはフラボノイド、葉緑素(クロロフィル)などの臭い消しに効果のある成分が多く含まれています。